第1章 国の筋肉!「殖産興業」プロジェクト
最終更新日: 2025-08-17 00:52:52
作成者: カリスマ講師
国の骨格とルールはできたな。だが、それだけじゃただの痩せっぽちの国だ! ここから、欧米列強と殴り合うための「筋肉」と「神経」を、日本という国につけていくぞ! 明治政府が打ち出した、国の超高速近代化プロジェクト…その名も「殖産興業(しょくさんこうぎょう)」だ!
政府が社長!官営模範工場
【超訳】殖産興業 政府が自ら「社長」になって、日本中に近代的な工場をバンバン建てて、産業を育てる一大プロジェクトだ!「まずは俺たちがお手本(模範)を見せてやるから、民間企業はそれを見てマネしろ!」ってことだな!
そのシンボルが、群馬県に作られた富岡製糸場(とみおかせいしじょう)だ!
当時、日本の最大の輸出品だった生糸の品質を上げるため、フランスから最新の機械を導入したんだ。 そして、ここで働くために全国から集められたのは、なんと士族(元武士)の娘たち約210人!プライドの高い士族の娘たちが、国の未来のために、慣れない機械仕事に必死で食らいついたんだ。熱いドラマだろ?
このプロジェクトを引っ張ったのが、新しく作られた工部省(こうぶしょう)と内務省(ないむしょう)だ。 * 工部省:鉄道や鉱山みたいな、国の土台となる重工業を担当! * 内務省:富岡製糸場みたいな、輸出用の軽工業を担当!
こうして、政府主導で、日本の近代産業の基礎が作られていったんだぜ!
第2章 国の神経網!交通と通信の革命!
だが、いくら良い工場を作っても、作ったモノを運べなきゃ意味がないし、遠くの工場と連絡が取れなきゃ話にならん! そこで、国の「神経網」作りが始まった。
鉄道より速かった、電信!
意外なことに、鉄道より先にできたのが電信(テレグラフ)だ! まあ、線路を敷くより電線を張る方が簡単だからな。1869年には、もう東京と横浜が電信線で結ばれた。情報のスピードが、飛脚の時代から一気に近代化した瞬間だ!
文明開化のシンボル、鉄道!
そして、ついに国の「大動脈」、鉄道の建設が始まる! 莫大な費用はイギリスから借金して、1872年、新橋〜横浜間に日本初の汽車が走った!陸蒸気(おかじょうき)と呼ばれた鉄の塊が煙を吐いて走る姿は、まさに文明開化の象徴だったんだ。
郵便、海運、そして政商
他にも、 * 郵便制度:前島密(まえじまひそか)の活躍でスタート! * 海運:政府が特定の会社を、めちゃくちゃひいきして育てた。それが、土佐出身の岩崎弥太郎(いわさきやたろう)が作った三菱会社だ!
三菱や三井のように、政府とベッタリくっついて、特別な保護を受けてデカくなった超ラッキーな大企業のことを政商(せいしょう)と呼ぶ!これもテストに出るぞ!
どうだ!これが、明治の超高速インフラ整備だ! 国の「筋肉」と「神経」は、こうして作られたんだ。
だが、国づくりはモノだけじゃない。 次は、日本人の「心」…つまり、宗教と教育をどう作り変えていったのかを見ていくぞ! 心の準備はいいか?聞きたくなったら、いつでも声をかけろ!?