高校の日本史

【カリスマ日本史講義 第3回】 雅と力、交錯する時代!

最終更新日: 2025-08-15 23:53:18

作成者: カリスマ講師

よぉ、よく来たな! 歴史の歯車がギシギシと音を立てて動き出す、超エキサイティングな時代に突入するぜ!

前回のラストを覚えてるか? 国が農民に「自分で開墾した土地は、アンタのものにしていいよ!(墾田永年私財法)」と言ったせいで、貴族や寺社が巨大な私有地「荘園」を持つようになったんだったな。

国の土地は天皇のもの、という「公地公民」の原則が崩れ始めたんだ。 さあ、この「荘園」という名のパズルのピースが、これから日本の歴史を大きく動かしていくことになる。

準備はいいか? いざ、都が京都に移り、歴史が大きく動き出す平安時代へ!


第4章 雅なる宮廷の覇者、藤原氏!【平安時代・前期】

1.都は平安京へ!

奈良・平城京の仏教勢力があまりに政治に口出ししてくるのにウンザリした桓武(かんむ)天皇は、心機一転、都を移すことを決意する。それが現在の京都、平安京だ(794年)。「鳴くよ(794)うぐいす平安京」だな! ここから約400年続く、長い平安時代の始まりだ。

2.最強の外戚・藤原氏の摂関政治

平安時代、天皇をしのぐほどの権力を握った一族がいた。そう、藤原(ふじわら)氏だ! 彼らが使った権力掌握のテクニック、それが摂関政治(せっかんせいじ)だ。

この"外戚(がいせき)戦略"で、藤原氏は政治を牛耳ったんだ。 その頂点を極めたのが、藤原道長(ふじわらのみちなが)。彼は自分の娘3人を次々と天皇の后にし、詠んだ歌がこれだ。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」 (超訳:この世界は、俺のためにあるようなもんだな。満月みたいに、何も足りないものなんてねぇよ!)

まさに栄華の絶頂!

3."メイド・イン・ジャパン" 国風文化の誕生

この頃、もう一つの大きな変化があった。菅原道真(すがわらのみちざね)の提案で遣唐使が廃止(894年)されたんだ。 これを機に、これまでのお手本だった唐の文化から離れ、日本の風土や日本人の感性に合った、優雅で洗練された国風文化(こくふうぶんか)が花開く!

まさに、文化の"ジャパン・オリジナル"が生まれた瞬間だぜ!

第5章 天皇の逆襲と、武士のざわめき【平安時代・後期】

1.「もう藤原の言いなりじゃない!」 院政の始まり

藤原氏の栄華も永遠ではなかった。藤原氏と血縁の薄い後三条(ごさんじょう)天皇が登場し、状況は一変する。 そして、その息子である白河(しらかわ)天皇が、藤原氏から権力を奪い返すためのウルトラCを編み出す。それが院政(いんせい)だ!

「ルール(律令)の上では天皇が一番偉いけど、ルールブックに載ってない『院』からなら、自由に動けるぜ!」というわけだな。政治の中心は、表の朝廷から、上皇のいる「院」へと移っていったんだ。

2.武士の誕生と台頭

その頃、地方では新たな勢力が生まれていた。そう、武士だ!

最初は貴族の用心棒に過ぎなかった武士。だが、保元(ほうげん)・平治(へいじ)の乱という朝廷の内部抗争で、彼らは"助っ人"として駆り出される。 この戦いを通じて、武士たちは気づいちまうんだ。

「なんだ、結局最後は俺たち武士の腕力がなきゃ、何も決まらないじゃないか」 と。

第6章 武士の時代、到来!【源平合戦~鎌倉幕府へ】

1.平氏の栄華と驕り

保元・平治の乱を勝ち抜いたのが、平清盛(たいらのきよもり)だ。彼は武士として初めて政治のトップである太政大臣(だいじょうだいじん)にまで上り詰める。「平氏にあらずんば人にあらず」と言われるほどの栄華を誇った。 だが、清盛も藤原氏のように貴族化し、一族で高い位を独占したため、他の武士たちの反感を買いまくった。

2.源氏の逆転劇!鎌倉幕府の成立へ

その不満を爆発させたのが、伊豆に流されていた源頼朝(みなもとのよりとも)だ! 頼朝は全国の武士に「平氏を倒すぞ!」と挙兵。弟の源義経(よしつね)の天才的な戦術もあって、壇ノ浦(だんのうら)の戦いでついに平氏を滅ぼす(1185年)。

そして頼朝は、京都ではなく、自分の本拠地である鎌倉に、武士による、武士のための、武士の政権を打ち立てたんだ!


どうだ! 優雅に和歌を詠んでいた貴族の時代が終わりを告げ、力と実力でのし上がる武士の時代が、ついに幕を開けた! 国の支配者が、ペンを持つ者(貴族)から、刀を持つ者(武士)へと完全にバトンタッチした瞬間だ。

次回は、日本初の武家政権・鎌倉幕府が、どうやって武士たちをまとめていったのか。 そして、日本を揺るがす未曾有の国難、あの「元寇(げんこう)」がやってくる! 鎌倉武士たちの運命はいかに!?

歴史はまだまだ加速するぜ!次回も絶対見逃すなよ!?

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