第2章 本当の地獄!不平等条約と国内の大混乱
最終更新日: 2025-08-16 04:14:21
作成者: カリスマ講師
よぉし、待ってたぜ!本当の地獄、その扉を開く覚悟はできたか? ペリーとの条約は、まだジャブに過ぎなかった。国を開いたといっても、港を2つ、補給のために貸してやっただけだ。本番はここからだ!
ハリスの巧みな脅迫
日米和親条約の後、初代アメリカ総領事としてハリスが日本にやってきた。こいつはペリーのような軍人じゃない。言葉を武器に相手を追い詰める、超一流の交渉人だ!
彼の目標はただ一つ。「自由な貿易(ビジネス)を始めるための、本格的な通商条約を結ぶこと」。 ハリスは、幕府の役人たちに、笑顔でこう迫ったんだ。
「いいですか、日本の皆さん。今、私と平和的に貿易の条約を結びますか? それとも、アロー戦争でまたもや清(中国)をボコボコにした、あの恐ろしいイギリスが来てから、もっと酷い目に遭いますか? どっちがいいです?」
これ以上ない脅し文句だ! 老中・堀田正睦は「もう条約を結ぶしかない…」と追い詰められる。だが、国内の反対を抑えるため、京都の朝廷にいる孝明天皇に許可(勅許)を求めた。しかし、外国人大嫌いの攘夷派だらけの朝廷は、「ならん!」とこれを拒否!
大老・井伊直弼の独断
さあ、どうする幕府!?そんな八方ふさがりの状況で、幕府の歴史にその名を刻む、一人の男が登場する。大老・井伊直弼(いい なおすけ)だ!
彼は、決断を下す。 「朝廷の許可なぞ待っていては、国が滅びるわ!」
1858年、井伊直弼は天皇の許可がないまま、独断で日米修好通商条約にサインしたんだ!その後、オランダ、ロシア、イギリス、フランスとも同様の条約を結んだ(安政の五か国条約)。
日本を縛る「2つの鎖」
この条約は、日本を長年苦しめることになる、2つの重い鎖を日本に巻き付けた。
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関税自主権がない! > 【超訳】 君の店(日本)に、ライバル店の店長(外国)がやって来て、君の店で売る輸入品の値段を勝手に決めてしまうようなもんだ! これじゃ、日本の産業を守れない!
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領事裁判権(治外法権)を認める! > 【超訳】 君の国(日本)で外国人が犯罪を犯しても、日本の警察は手を出せない。その外国人の国のルールで裁かれるんだ。まさにやりたい放題だ!
この二つは、日本が独立国として対等ではないことを示す、超不平等な内容だった。 ただし、井伊直弼もただのバカじゃない。彼は、アヘン戦争で清がボロボロになった原因であるアヘンの輸入禁止だけは、断固として認めさせた。これは日本の不幸中の幸いだったと言えるな。
さあ、不平等条約という重い鎖を巻かれた日本はどうなる!? この条約によって貿易が始まると、国内経済は大パニック!そして、この井伊直弼の独断が、日本中の怒りに火をつけ、幕末の動乱をさらに加速させることになるんだ!
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