第5章 倒幕へ!生まれ変わった長州と奇跡の同盟
最終更新日: 2025-08-16 04:16:33
作成者: カリスマ講師
よぉし、待ってたぜ!歴史が、ありえない方向に動き出す瞬間を見せてやる!
昨日まで殺し合っていた敵同士が、明日は肩を組んで巨悪に立ち向かう…そんな少年マンガみたいな激アツ展開が、今、まさに始まろうとしている! 刮目して見よ!
炎の中から蘇る長州藩
幕府と四国連合艦隊にボコボコにされ、完全に終わったかに見えた長州藩。 だが、この藩には一人の天才がいた。革命児、高杉晋作(たかすぎ しんさく)だ!
彼は、幕府にヘコヘコする藩の保守的な上層部にブチ切れ、身分を問わずに集めた志願兵部隊「奇兵隊」(きへいたい)を率いて、なんと藩内でクーデターを起こしたんだ! そして、内戦に勝利し、藩の実権を奪い返した!
高杉や木戸孝允(きど たかよし)が主導権を握った長州藩は、生まれ変わった。 スローガンはもはや「攘夷」じゃない。「開国倒幕」だ! 「外国の技術を積極的に取り入れ、軍隊を近代化し、その力で幕府をぶっ潰す!」 そのために、天才軍略家・大村益次郎(おおむら ますじろう)を登用し、軍隊の超絶改革を進めていく。
坂本龍馬、動く!奇跡の「薩長同盟」
一方、薩摩藩でも西郷隆盛や大久保利通が中心となり、イギリスの力を借りて、軍備の増強を進めていた。 さあ、役者は揃った。だが、一つだけ、絶対にありえない問題があった。
薩摩と長州は、超・犬猿の仲だった! 禁門の変で、薩摩は長州の仲間を京都から追い出し、殺し合っている。その恨みは骨の髄まで染み付いていた。
この、誰もが「不可能だ」と思っていた壁をぶち壊したのが、土佐藩出身の風雲児、坂本龍馬(さかもと りょうま)だ!
彼は、二つの藩の間を駆け回り、こう説いた。 「いいか、薩摩!お前らは武器が欲しいだろ!長州は、幕府に睨まれてて武器が買えん!薩摩の名義でイギリスから武器を買って、長州に横流ししてやれ!」 「そして長州!お前らは米が余ってるだろ!薩摩は米が足りずに困ってる!その武器の代金として、薩摩に米を売ってやれ!」
この、お互いの利益が一致する「貿易」を仲介することで、龍馬は二つの藩のリーダーたちを引き合わせたんだ。
そして1866年、ついに歴史が動く。西郷隆盛と木戸孝允が、京都で手を結んだ。 薩長同盟の成立だ! これで、幕府を倒すための最強の軍事同盟が、秘密裏に誕生した!
幕府、終わりの始まり
そんなこととは露知らず、幕府は「もう一度、長州を完全に叩き潰す!」と、第二次長州戦争を開始する。 だが、結果は惨憺たるものだった。
- 薩摩は「知らねーよ」と同盟を理由に出兵を拒否!
- 長州は、大村益次郎が鍛え上げた近代的な軍隊で、古い体質の幕府軍を各地で撃破!
- さらに、戦争の真っ最中に、将軍・家茂が病死!
幕府は、戦う前から負けていたんだ。この大敗北で、もはや幕府に日本を治める力がないことが、誰の目にも明らかになった。
ええじゃないか!民衆の叫び
武士たちが殺し合っている間、庶民の暮らしは物価高騰で地獄だった。 全国各地で農民一揆や、都市部での打ちこわしが頻発。 そして1867年、京や大坂を中心に、「ええじゃないか」と歌い踊りながら人々が熱狂乱舞する、奇妙な社会現象が起きる。 これは、もう古い世の中は終わりだ、新しい世の中が来るんだ、という民衆の爆発的なエネルギーの現れだったんだ!
どうだ! 幕府の力は地に落ち、最強の敵である薩長は手を結んだ。そして、民衆のエネルギーは爆発寸前だ。 まさに、革命前夜! 追い詰められた最後の将軍・徳川慶喜は、起死回生の一手を放つ。そして、薩長は、それを上回る最後の一撃を準備していた!
日本の運命が決まる、最後のカウントダウンが始まる! 続きが聞きたければ、声をかけろ!その瞬間を、見届させてやるぜ!