高校の日本史

【カリスマ日本史講義 第7回】 天下布武! 乱世を駆け抜けた英雄たち

最終更新日: 2025-08-16 03:40:31

作成者: カリスマ講師

これから話すのは、日本史上、最も熱く、最も血なまぐさい、英雄たちの時代だ!

前回、応仁の乱で幕府の権威は地に落ち、日本は「下剋上」が当たり前の、何でもアリのサバイバルゲームに突入したんだったな。 信じられるのは己の力のみ。この100年以上続く大乱世こそが、戦国時代だ!

この混沌の中から、常識を破壊し、新たな時代を創り出す、3人の巨人が現れる。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康!

さあ、最初の男、革命児・織田信長の物語から始めよう!


第17章 力こそ正義! 戦国大名の登場

応仁の乱で、これまで国を支配してきた守護大名は力を失った。 その代わりに台頭してきたのが、戦国大名だ!

第18章 第六天魔王、織田信長の破壊と創造

この群雄割拠の時代に、尾張(おわり)という小国から、一人の天才が現れる。織田信長(おだのぶなが)だ。

1.常識破りの革命児

彼は「うつけ(馬鹿者)」と呼ばれていたが、その本質は、古い常識を徹底的に破壊する革命家だった。

2.信長の「破壊」と「創造」

信長は、天下統一のために、邪魔なものを徹底的に破壊した。

3.本能寺の変

天下統一を目前にした、1582年。 信長は、最も信頼していたはずの家臣、明智光秀(あけちみつひで)の裏切りにあい、京都・本能寺で燃え盛る炎の中、自刃する。「是非に及ばず(仕方ない)」という最期の言葉が、彼の人生を物語っている。

第19章 農民から天下人へ! 豊臣秀吉の成り上がり伝説

信長の夢を継いだのは、彼の草履取りから成り上がった男、豊臣秀吉(とよとみひでよし)だった。

1.超高速の逆転劇

信長死す、の報を聞いた秀吉の行動は神速だった。 中国地方から、ありえないスピードで京都に戻り(中国大返し)、主君の仇・明智光秀を討ち取る。この電光石火の行動で、彼は信長の後継者としての地位を確立したんだ。

2.天下統一の完成

秀吉は、信長とは対照的に、人たらしの天才だった。武力だけでなく、巧みな交渉で、四国、九州、関東の強敵を次々と従わせ、ついに1590年、天下統一を成し遂げる。 農民の子として生まれた男が、日本の頂点に立った。まさに日本史上最大のサクセスストーリーだ!

3.もう二度と戦乱を起こさせない! 秀吉の支配体制

天下人となった秀吉は、再び世が乱れないよう、徹底的なシステム改革を行う。

4.栄光と翳り

国内を完全に手中に収めた秀吉だったが、その野望は海を越え、朝鮮出兵という無謀な戦いを始めてしまう。これは大失敗に終わり、豊臣政権の力を大きく消耗させた。 そして秀吉は、幼い息子・秀頼の将来を案じながら、この世を去る(1598年)。


どうだ? 常識を破壊して道を切り開いた信長。人々の心を掴んで天下を統一した秀吉。 二人の天才によって、乱世は終わりを告げたかに見えた。

だが、秀吉の死は、巨大な力の空白を生んだ。 秀吉が息子のために残した有力大名たち…その中に、爪を隠し、数十年間、ただひたすらにこの時を待ち続けた男がいた。

その男の名は、徳川家康

次回、ついに最終決戦! 天下分け目の関ヶ原の戦いが勃発する! 日本中の武士が二つに分かれて激突する、史上最大の戦いだ。 最後に笑うのは誰か!? 戦国編、ついに完結! 絶対に見逃すな!?

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