本日の講義テーマ:君の一票が未来を創る!~選挙と国会の熱血ガイド~
最終更新日: 2025-05-31 13:40:49
作成者: カリスマ講師
前回は、俺たちの最強の盾、「日本国憲法」とその三大原則(国民主権、基本的人権の尊重、平和主義)について熱く語ったよな。
さあ、今日はその憲法に定められた「国民主権」を、実際にどうやって俺たちが形にしていくのか? そのための超重要なステージ、**「選挙」と「議会(国会)」**にスポットライトを当てるぞ!ここをマスターすれば、ニュースで見る政治がグッと面白くなること間違いなしだ!
【本日の講義テーマ:君の一票が未来を創る!~選挙と国会の熱血ガイド~】
1. 選挙:主権者である君の「声」を届ける最強ツール!
日本国憲法は「国民主権」をうたってるけど、国民全員が毎日集まって話し合うのは現実的に無理だよな?(古代ギリシャの直接民主制みたいなのは、小さな都市国家だからできたことなんだ) だから、俺たちは選挙で自分たちの代表者を選んで、その代表者に政治を託す。これを**「間接民主制(議会制民主主義)」**って言うんだ。 その代表者を選ぶための超重要なプロセスが「選挙」だ!
- 選挙の基本4原則+1! これ、絶対覚えてくれ!
- ① 普通選挙: 一定の年齢以上の人なら、誰でも選挙権を持てる!ってこと。(昔は税金をたくさん納めてる人とか、男性だけとか制限があったんだぜ…)日本では今、満18歳以上だな。
- ② 平等選挙: 一人一票!お金持ちもそうでない人も、身分に関係なく、みんな同じ価値の一票を持つってこと。
- ③ 直接選挙: 有権者が直接、代表者を選ぶこと。誰か他の人に選んでもらうんじゃダメだぞ。
- ④ 秘密選挙: 誰に投票したか、他の人に知られなくていいってこと。これで安心して自分の意思で投票できるよな。
- +α 自由選挙: 誰からの強制や干渉も受けずに、自由に投票できるってこと。
- 受験ポイント!: この5つの原則は、それぞれの言葉の意味をしっかり理解しておくことが超重要だ!
- どんな選挙制度があるの?~代表者の選び方いろいろ~ 代表者の選び方にも、いくつか方式があるんだ。それぞれメリット・デメリットがあるから、見ていこうぜ!
- 小選挙区制: 1つの選挙区から1人の代表者を選ぶ。
- メリット: 候補者と有権者の距離が近い、政権が安定しやすい、二大政党制になりやすい。
- デメリット: 1位以外は全部「死票(当選に結びつかない票)」になっちゃう、大政党に有利で少数意見が反映されにくい。
- 比例代表制: 各政党の得票数に応じて議席を配分する。
- メリット: 死票が少ない、いろんな考えを持つ少数政党も議席を獲得しやすい。
- デメリット: 政党中心の選挙になりがちで候補者の顔が見えにくい、小党がたくさんできて政権が不安定になることも。
- 日本の衆議院は合わせ技!「小選挙区比例代表並立制」: 小選挙区制と比例代表制を組み合わせてるんだ。候補者は両方に立候補(重複立候補)もできる。
- 日本の参議院は?: 都道府県単位の「選挙区選挙」と、全国単位の「比例代表選挙」の組み合わせだ。
- 受験ポイント!: なんで衆議院と参議院で選挙制度が違うのか、それぞれの特徴を比較できるようにしておこう!
- 小選挙区制: 1つの選挙区から1人の代表者を選ぶ。
- 選挙運動と政治とお金の話も大事!
- 公職選挙法: 公平な選挙のために、選挙運動のルール(戸別訪問の禁止とか、文書図画の制限とか)が細かく決められてる。違反すると連座制で当選が無効になることも!
- 政治資金規正法: 政治家や政党のお金の流れを透明にするための法律だけど、いろいろ課題も指摘されてるよな。
- 投票率の低下、ヤバくない?: 特に若い世代の投票率が低いのが問題になってる。投票は、俺たちが政治に「こうしてほしい!」って意思表示できる貴重な機会だぜ!「自分の一票じゃ何も変わらない」なんて思わずに、積極的に参加していこうぜ!
2. 国会:国民の代表が集まる、議論のスタジアム!
選挙で選ばれた代表者たちが集まって、国のルール(法律)を作ったり、お金の使い方(予算)を決めたり、国の大きな方針を話し合う場所。それが「国会」だ!
- 国会のすごいポジション!
- 「国権の最高機関」: 国の機関の中で一番エラい!ってこと。…と言っても、他の機関(内閣や裁判所)を完全に支配するわけじゃなく、国民の代表からなる唯一の機関として尊重されるって意味合いが強いんだ。
- 「唯一の立法機関」: 日本で法律を作れるのは、原則として国会だけ!ってこと。超重要だろ?
- その他にもいっぱい仕事があるぞ!: 予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名、憲法改正の発議、国の政治を調査する国政調査権、裁判官を辞めさせるか判断する弾劾裁判所の設置などなど。
- なんで2つ部屋があるの?「二院制(衆議院と参議院)」 日本の国会は、衆議院と参議院の2つの議院で構成されてる。なんでかって?
- 慎重な審議のため(一つの院の暴走を防ぐブレーキ役)
- いろんな国民の意見をより広く反映させるため
- 衆議院の優越: でも、2つの院の意見が分かれたとき、最終的にスムーズに物事を進めるために、いくつかの点で衆議院の意見が優先されることがあるんだ。
- 法律案の議決: 衆議院で可決して参議院が否決しても、衆議院で出席議員の3分の2以上で再可決すれば法律になる。
- 予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名: これらは参議院が衆議院と異なる議決をしても、衆議院の議決が国会の議決になる。
- 受験ポイント!: 「衆議院の優越」が認められるのはどんな場面か、しっかり押さえておこう! 任期や被選挙権年齢の違い(衆議院:任期4年、被選挙権25歳以上/参議院:任期6年・3年ごとに半数改選、被選挙権30歳以上)もチェックだ!
- 国会っていつ開かれるの?どうやって話し合うの?
- 国会の種類: 通常国会(毎年1回)、臨時国会(内閣が必要と認めたときや、どちらかの議院の総議員の4分の1以上の要求があったとき)、特別国会(衆議院解散後の総選挙の日から30日以内に召集)がある。
- 会期: 国会が開かれている期間のこと。
- 委員会制度: 専門的・効率的に審議するために、テーマごとに委員会(例えば、予算委員会とか外交防衛委員会とか)が設けられて、そこで詳しく話し合われるんだ。本会議は最終的な意思決定の場だ。
- 国会議員の特権: 議員さんたちには、自由に発言したり活動したりできるように、いくつかの特権が認められている(会期中の不逮捕特権、議院での発言・表決の院外免責特権、歳費受領権)。
どうだったかな? 選挙で一票を投じることが、どうやって国会での議論に繋がり、俺たちの生活に関わるルール作りになっていくのか、その流れが見えてきたんじゃないか?
選挙に行って自分の代表を選ぶこと、そしてその代表たちが国会でどんな議論をしているのかに関心を持つこと。それが「国民主権」を本当に活かすってことなんだぜ!
さあ、次回は、この国会で選ばれたリーダー(内閣総理大臣)が率いる「内閣」と、それが実際にどうやって国の政治を動かしていくのか(行政)、そして、その行いが憲法や法律に沿っているかチェックする「裁判所」(司法)について見ていくぞ!いよいよ三権分立の全体像が見えてくるぜ!
ここまでで質問はあるかい?「この選挙制度って、実際どうなの?」とか「国会のニュースでよく見るアレって何?」とか、何でもぶつけてくれよな! 君の「知りたい!」が、最高の講義を作るんだ!🔥