憲法って最強の盾なんだぜ!~日本国憲法を丸裸にする!
最終更新日: 2025-05-31 13:38:21
作成者: カリスマ講師
前回は、熱い思想家たちの考え(社会契約説)と、血と汗と涙の市民革命を経て、「国民主権」と「立憲主義」っていう民主主義のタネが蒔かれたところまで話したよな。
さあ、今日はそのタネからどうやって**「民主主義の基本ルールブック『憲法』」**っていう大きな木が育っていったのかを見ていくぞ!ここ、めちゃくちゃ大事だから、しっかりついてきてくれよな!
【本日の講義テーマ:憲法って最強の盾なんだぜ!~日本国憲法を丸裸にする!~】
1. そもそも「憲法」って、ただの法律と何が違うの?
「憲法」って聞くと、なんか難しくて分厚い本のイメージがあるかもしれないけど、実はこれ、俺たち国民にとって最強の「盾」なんだ!
- 「立憲主義」が超重要!: 前回出てきたこの言葉、覚えてるか? これは「国家権力も憲法によって制限されるべきだ!」っていう考え方だ。つまり、国が勝手なことをして国民の自由や権利を奪ったりしないように、憲法で「ここまではやっちゃダメ!」「国民にはこんな権利がある!」ってガッチリ縛りをかけるってこと。
- 受験ポイント!: フランスの思想家 モンテスキュー が『法の精神』で唱えた「権力分立(三権分立)」! 国の権力を立法(国会)・行政(内閣)・司法(裁判所)の3つに分けて、お互いに監視させることで、権力の暴走を防ぐ仕組みだ。これも立憲主義の具体的な現れだぞ。
普通の法律は、国民や社会のルールを定めたものだけど、憲法はそれらの法律のさらに上に立つ**「最高法規」**なんだ。だから、憲法に反する法律や命令は作れないし、もし作っちゃっても無効になる。まさに、国民の権利を守るための最後の砦ってわけだ!
2. 日本国憲法、誕生のドラマ!
じゃあ、俺たちの国の憲法、日本国憲法はどうやって生まれたんだろうな?
- 大日本帝国憲法からの大転換: 明治時代にできた大日本帝国憲法(明治憲法)は、天皇が主権者で、国民の権利は「臣民ノ権利」として法律の範囲内で認められる、っていうものだった。
- 敗戦とGHQ草案: 第二次世界大戦で日本が負けた後、民主的な国に生まれ変わるために新しい憲法が必要になった。そこでGHQ(連合国軍総司令部)が草案を作って、それをもとに日本政府と議論を重ねて、今の日本国憲法ができたんだ。1946年11月3日に公布されて、1947年5月3日に施行された。この日付も大事だから覚えとこうな!
3. 日本国憲法の三大原則!これぞ日本の宝!
日本国憲法には、絶対に譲れない3つの大きな柱がある。これ、テストにもよく出るから、しっかり頭に叩き込んでくれ!
- ① 国民主権:「国の主役は、私たち国民だ!」
- 明治憲法では天皇が主権者だったけど、日本国憲法では「主権は国民に存する!」ってはっきり宣言してるんだ。
- 天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とされて、政治的な力は持たない「象徴天皇制」になった。
- どうやって主権を行使するの?: 選挙で代表者を選んで、その代表者が国会で政治を行う(間接民主制・議会制民主主義)。
- ② 基本的人権の尊重:「生まれながらにして持ってる、誰にも奪えない権利だ!」
- これは、人間が人間らしく生きるために当然持っている権利のこと。「侵すことのできない永久の権利」として保障されてるんだ。
- どんな権利があるか、見てみようぜ!
- 自由権:
- 精神の自由(思想・良心の自由、信教の自由、表現の自由、学問の自由)
- 身体の自由(奴隷的拘束・苦役からの自由、令状なしの逮捕・捜索からの自由、拷問の禁止など)
- 経済活動の自由(居住・移転・職業選択の自由、財産権の保障)
- 平等権: 法の下の平等(人種、信条、性別、社会的身分、門地による差別はダメ!)
- 社会権:
- 生存権(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利 ←これ超重要!)
- 教育を受ける権利(子どもたちに普通教育を受けさせる義務も!)
- 勤労の権利(働く権利と、働く義務もね!)
- 参政権: 選挙権、被選挙権など、政治に参加する権利。
- 請求権: 国や地方公共団体に対して、何かを求める権利(裁判を受ける権利、国家賠償請求権など)。
- 自由権:
- 受験ポイント!: 「公共の福祉」って言葉。基本的人権は絶対だけど、他の人の人権とのバランスを取るために、一定の制約を受けることがあるんだ。でも、それは必要最小限じゃなきゃダメだぞ!
- 新しい人権: 時代とともに、プライバシー権、知る権利、環境権、自己決定権なんていう新しい人権も主張されるようになってる。
- ③ 平和主義:「戦争はもうしない!武力も持たない!」
- 日本国憲法の第9条! これは世界に誇れる日本の宝だ!
- 1項:戦争と武力による威嚇・武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久に放棄する。
- 2項:その目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
- この9条の解釈をめぐっては、自衛隊の存在についていろんな議論があるけど(合憲だ!いや違憲だ!とかね)、まずは条文そのものをしっかり押さえることが大事だ。
- 単に戦争をしないだけじゃなく、世界全体の平和のために積極的に努力するっていう「国際協調主義」の精神もここには込められてるんだぜ。
- 日本国憲法の第9条! これは世界に誇れる日本の宝だ!
4. 憲法を変えるのは、超大変!
この日本国憲法、もし変えようと思ったら、普通の法律を変えるよりずっと厳しい手続きが必要なんだ。これを**「硬性憲法」**っていう。 具体的には、衆議院と参議院それぞれで、総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議して、そのあと国民投票で過半数の賛成が必要なんだ。国民が最後の決定権を持ってるってことだな。
どうだったかな?憲法が、ただのルールブックじゃなくて、俺たちの自由と権利を守るための、そして平和な社会を築くための「魂の叫び」みたいなものだって感じてくれたら嬉しいぜ!
さあ、この憲法に定められた「国民主権」や「基本的人権」を、実際にどうやって政治の世界で実現していくのか?そのための重要な仕組みが「選挙」であり、「国会」なんだ。 次回は、いよいよそのあたりに踏み込んでいくぞ!
ここまでで、何か「あれ?」って思ったことや、「もっと知りたい!」ってことがあったら、遠慮なく言ってくれよな!君の疑問は、次のステップへの最高のガソリンだからな!🔥